腎臓内分泌内科とは

当診療科は、腎臓をはじめ、ホルモンを生成し、それを血液中に分泌する内分泌器官(下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎 等)で起きたとされる異常や病気について、生活習慣を見直したり、薬物療法などを用いたりするなどして治療を行っていきます。
具体的には、血尿や尿たんぱくがみられる方、慢性腎臓病、腎結石、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群など腎臓の病気や異常が対象となります。
また、甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病 等)、副腎疾患(クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫 等)、下垂体疾患(先端巨大症、プロラクチノーマ、下垂体機能低下症 等)、副甲状腺疾患(副甲状腺機能低下症 等)など内分泌器官で発症した病気や異常、肥満症などにつきましても診療範囲となります。
以下の症状などに心あたりがあれば、一度ご相談ください
- 尿検査の結果から、尿潜血、たんぱく尿の指摘を受けた
- 健診等の検査結果を見て、腎機能の数値が悪化していた
- 顔や足にむくみがみられる
- 尿の色や濁りが気になる
- 体重の増加、動悸、手の震え、暑がったり/寒がったりしている
- 息切れ、倦怠感、立ちくらみがみられる
- 家族の中で腎臓病に罹患している方がいる
尿潜血
尿潜血とは
尿の中に血が混じっている状態にあるのが尿潜血です。
ちなみに肉眼で血液が混じっているのが判明する場合を肉眼的血尿、顕微鏡を用いて尿中に血液が混じっているのが確認できる場合を顕微鏡的血尿といいます。
発症の原因としては、尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)において、結石、腫瘍、炎症などの病変がみられている可能性があります。
ただ尿潜血には、疲労によって起きる一過性のケースもありますので、必ずしも何かしらの病気があるから起きるというわけでもありません。
したがって尿潜血がみられるとなれば、症状の有無に関係なく、原因を調べる必要があるので、速やかに当院を含む医療機関を受診し、診断をつけられるようにしてください。
たんぱく尿
たんぱく尿とは
尿の中において必要以上にたんぱく質が含まれている状態にあるのがたんぱく尿です。
この場合、可能性として腎炎や慢性腎臓病など腎臓自体の病気で起きることもありますが、全身疾患でもある糖尿病や高血圧、膠原病などの一症状として、腎臓機能が低下しているケースもあります。
また病気とは関係なく、一過性のたんぱく尿(脱水、激しい運動、ストレス、発熱 等)や起立性たんぱく尿(長時間立ちっぱなしでいたり、身体を動かしていたりするとたんぱくが出てしまう生理的な現象)の場合もあります。
つまり、たんぱく尿であれば、まず原因を特定させる検査(血液検査、超音波やCT等の画像検査 等)を行います。
その結果、病気に関係しているのであれば、原因疾患の治療を速やかに開始していきます。
慢性腎臓病
慢性腎臓病とは
血液中の老廃物をろ過する機能が低下していたり、尿中にたんぱく質が漏れていたりする状態が3か月以上続いているのが慢性腎臓病です。
原因としては、糖尿病や高血圧等の生活習慣病が引き金となって、腎臓の血管が損傷を受けることで起きること(糖尿病性腎症、高血圧による動脈硬化の促進等による腎硬化症)もあれば、慢性的な糸球体腎炎(IgA腎症 等が原因)などが挙げられます。
健康診断の結果から、血糖値や血圧の数値が高い、血液検査の腎機能の数値に異常がみられるという場合は要注意です。
この慢性腎臓病については、初期症状が出にくく、病状がある程度進行すると、身体にむくみ、疲れやすい等がみられるようになりますが、腎臓は一度ダメージを受けてしまうと元に戻るのが困難とされており、治療をする場合はこれ以上の悪化を防ぐというのが目的となります。
腎臓には、身体を正常に保つとされる働きが備わっているので、重症化しないためにも早めの治療を行うようにしてください(内容は病状の程度によって異なります)。

