ED
EDとは

EDは「Erectile Dysfunction」の略称で、日本語では勃起障害と訳されます。
この勃起障害とは、勃起するまでに時間がかかる、性行為の途中で萎えてしまうという状態も含まれます。
このEDの患者さまは年々増加傾向にあり、日本人男性の4人に1人の割合で、発症しているのではないかともいわれています。
原因としては、加齢による性欲の低下(男性ホルモンの分泌減少)、生活習慣等による病気(糖尿病、高血圧、脂質異常症 等)の影響などがあります。
そのほかにも、精神的なストレスや過去のトラウマといった心理的なことが引き金となって発症することもありますが、このケースというのは20~40代の若い世代でよくみられます。
当院では、デリケートとされるEDのお悩みに対して、治療薬の処方だけでない患者さまに寄り添った診療に努め、男性本来の姿に戻られるサポートを行っております。
治療について
ED治療薬に関して、当院ではPDE5阻害薬(陰茎の海綿体の血管を拡張し、血流を増加させ、勃起障害を改善させるなどの効果が期待できる)による薬物療法を行っています。
当院で取り扱うPDE5阻害薬は以下の通りですが、これらを服用することによって一時的ではありますが勃起力が高められ、性的刺激によって反応するようになります。
| バイアグラ(シルディナフィル) | シアリス(タダラフィル) | バルディナフィル | |
|---|---|---|---|
| 国内先発品 | 50mg 1,700円 | 10mg 1,800円 20mg 2,200円 |
|
| 国内後発品(ジェネリック) | 50mg 1,000円 | 10mg 1,200円 20mg 1,500円 |
20mg 1,700円 |
| 海外後発品(ジェネリック) | 50mg 900円 | 11mg 1,000円 22mg 1,300円 |
11mg 1,200円 22mg 1,500円 |
ED治療薬を処方できない方
心臓病等によって性行為が禁じられている方、狭心症など虚血性心疾患の治療薬を使用されている方、抗不整脈薬を服用されている方などにつきましては、バイアグラをはじめとするED治療薬の処方が困難なことがあります。
また患者さまの常用薬との組み合わせによっては、悪影響が及ぶことも考えられるお薬もありますので、治療を行うにあたっては病歴や現在服用されている薬剤を申告していただきます。
なお常用薬の種類や名称がよくわからないという場合は、おくすり手帳を受診時にご持参ください。
当院で取り扱っているED治療薬の服用方法や副作用など
バイアグラ(ジェネリック含む)
バイアグラとは
性行為の1時間前に空腹の状態で1錠服用します。
作用時間は4~5時間ですが、効果のピークは服用後1時間半後なので、性行為を行う1時間前が服用のベストタイミングになります。
副作用
頭痛、ほてり、目の充血、動悸などが現れますが、多くは作用時間内で治まるようになります。
作用時間を過ぎても上記の症状が続く、強い症状が出ている場合は、医師にご相談ください。
シアリス(タダラフィル)
シアリス(タダラフィル)とは
性行為を行うとされる3~4時間前に1錠服用します。
持続効果期間は36時間(20mgの場合)と長く、食事の影響も受けにくいとされていますが、800kcal以内の食事までと限定されているので、軽めにしてください。
副作用
ほかのED治療薬と比較すると副作用は少ない方といわれていますが、片頭痛、鼻水・鼻づまり、めまい、消化不良などがみられることがあります。
これらの症状は一過性のことが多いですが、勃起状態が4時間以上続くようなことがあれば、医師による受診を受けられるようにしてください。
バルディナフィル
バルディナフィルとは
レビドラのジェネリックになります。
性行為をする前の30分~1時間前の時間帯に服用します。
少量のアルコールや通常量の食事であれば、食後に飲んでも影響は受けにくいとされていますが、飲みすぎ、脂っこい食事をとるなどした場合は、効果が半減するので注意してください。
このほかグレープフルーツを食した後の服用は、血中濃度の上昇が異常なことになるので控えてください。
服用してから15分程度で効果が現れはじめ、服用してから45分~1時間程度経過してからが効果のピークとなります(持続効果時間は4~8時間程度)。
副作用
よくみられる副作用としては、頭痛、ほてり、めまい、鼻づまり、目の充血などが挙げられます。
作用時間を超えても効力が続く、症状が思いのほか重度であるという場合は、速やかにご受診ください。
ほてり、目の充血、頭痛、めまい、鼻づまりなどの副作用がみられることがあります。症状が重かったり、バイアグラの作用時間を超えて長い時間続いたりするようでしたら、医師にご相談ください。
AGA
AGAとは
AGAは略称で正式には「Androgenetic alopecia」と呼ばれており、日本語では男性型脱毛症と訳されます。
思春期以降にAGAは始まるとされ、徐々に生え際や頭頂にある髪の毛が薄毛になっていき、最終的にはそれらの部位にある頭髪は抜け落ちるようになります。
これは生理的な現象でもあるのですが、男性ホルモンが関係しています。
具体的には、テストステロン(男性ホルモンの一種)が5αリダクターゼ(Ⅱ型)と呼ばれる酵素と結合するとジヒドロテストステロン(DHT)に変換し、これが毛根の中にある受容体(主に前頭部と頭頂部)と結びつくようになるとヘアサイクルの成長期は短縮していき、細く短い毛に生え変わるようになり、最終的には抜け落ちるようになります。
このサイクルを止めるには、テストステロンとⅡ型5αリダクターゼが結びつかないようにする必要があります。
そのためには、5αリダクターゼの働きを阻害する働きをする5α還元酵素阻害薬が有効とされています。
5α還元酵素阻害薬は、フィナステリドとデュタステリドの2種類あります。
それぞれの特徴ですが、フィナステリドは5α還元酵素のⅡ型とテストステロンが結びつくのを阻害する効果があります。
一方のデュタステリドは、Ⅰ型とⅡ型の5α還元酵素とテストステロンが結びつくことを阻害する働きをするので、発毛効果はフィナステリドの約1.6倍高いといわれています。
ただAGA発症の原因の多くは、Ⅱ型の5α還元酵素によるものです。
治療について
当院ではAGA治療薬として、デュタステリドカプセル ZA「サワイ」を処方しております。
これはサガーロのジェネリック医薬品であり、Ⅰ型とⅡ型の5α還元酵素の働きを阻害する効果があり、テストステロンをDHTに変換できないようにします。
それによりヘアサイクルの成長期を正常化させていくことで、細くて短い毛に生え変わる負のサイクルを改善させていきます。
1日1回1カプセル(0.5mg)を決まった時間に服用していきますが、効力に関しては食事による影響を受けることはありません。
したがって服用自体は、どの状態であっても可能です。
なお人によっては3か月程度で効果が出ることもありますが、最低でも6か月間は服用し続けます。
服用にあたっては医師の指示に従ってください。
副作用について
デュタステリドカプセル ZA「サワイ」を服用することによる副作用に関してですが、肝機能障害や黄疸(白目や皮膚が黄色っぽくなる、吐き気、食欲不振、尿の色が濃い 等)の症状がみられるようになります。
上記以外にも、10人に1人程度の割合で、勃起障害、性欲減退、射精障害などの症状がみられるほか、乳房に腫れや痛みが出るとされる乳房障害(100人に1人程度の割合)が現れることもあります。
このほか臨床試験で、前立腺がんの発症リスクが高いとされる男性にデュタステリドを服用してもらい、同薬を服用しなかった男性と比べると、悪性度が高いとされる前立腺がんを発症させるリスクが高くなるといった報告もみられています。
料金について
| デュテステリド | 5mg(国内正規薬) | 30日分 8,000円(税込) |
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服用の際の注意点
- 同薬を服用中もしくは、服用を止めてから6か月が経過していない状態で献血を受けることはできません。
- 妊娠中の女性が服用された場合、男子の胎児であれば生殖器官などの発達に何らかの影響が出る可能性もあります。
- 前立腺がんの検査(血液検査)でPSAの数値を測定する検査を受けられる場合、同薬を服用していることを事前に担当医へ申し出るようにしてください。
- カプセルを服用する際は、噛んだり、開けたりしないで、そのまま飲み込んでください。

