第1回梅毒
最近、梅毒の感染報告が増えております。
ペニシリンが開発される以前までは、死の危険がある非常に厄介な性病です。
現在では梅毒が原因で死に至るケースはほぼございませんが、感染が認められた場合
長期間の治療が必要な場合もあり、感染を未然に防ぐことが最重要です。
何よりも梅毒に感染した場合、無症状で病気が進行するケースや、一旦症状が確認されても自然に治まる(感染は維持したまま)ケースが非常に多いため、発見が遅れがちになり感染者本人の知らぬうちに、他の人へ感染が広まるケースが後を絶ちません。
感染を防ぐ方法としては、性行為を行うときには必ずコンドームを着用する、血液や体液が付着する物を共有しない 等を守っていただくことが重要です。
しかし、梅毒はキスでも感染の可能性が考えられる、感染力の強い性病です。
上記の注意事項を厳守しても、確実に感染を防ぐことは難しいかと思われます。
上記の注意事項以外にも、むやみな性的接触は避けることを基本的に心がけましょう。梅毒に感染した場合、HIVの感染率が非常に高まることも知られております。 万が一梅毒に感染した場合は、早期の治療が必要であり、同時にHIVの検査なども行っておくべきでしょう。
当院では梅毒の治療・検査を専門的に行っております。
梅毒はHIVウィルスなどに比べると、遥かに感染力の強い性病です。
性行為がなくとも、キス、髭剃りなどの共有でも感染例があるため、ご心配な方は是非一度検査を受けてみてください。
過去に感染した記憶がない方:梅毒TP抗体クイック検査:¥7,000:結果報告 15分~20分(※過去に梅毒に感染したことのある方は陽性反応が出ます)
過去に感染したことのある方:梅毒RPR抗体検査:¥7,000:結果報告 1~3日後
クイック検査で陽性が出た方:確認検査(梅毒RPR抗体検査):結果報告 1~3日後 基本は無料ですが以下の場合は費用が発生いたします。
- 当院でクイック検査を受けていない方
- 過去に感染したことのある方でクイック検査を希望される方
- 最初から確認検査とクイック検査を両方希望される方
- 治療後の確認検査
治療は梅毒RPR抗体検査の結果を見て判断いたします。
基本は1カ月単位での治療となりますが、状況によってはさらに治療のお時間がかかることがございます。
梅毒治療:1カ月間:¥11,000
また、梅毒は再発する可能性のある性病です。 完治した後もドクターの指示に従い、必ず確認検査を行ってください。
梅毒とともに、感染すると非常に厄介な性感染症としてHIV、B型肝炎などもございます。当院ではこの3項目の性病のセット検査がございます。
どの項目も感染している場合は、早期発見が重要となりますのでまとめての検査をお勧めいたします。
詳しくは当院HP 性病の種類 検査一覧 をご覧ください。